2007年03月31日

コガモのまぶた

コガモ♀

神田川で採食しているコガモを見ていたら、顔を水中に突っ込もうとするたびに眼が白くなるのに気づきました。

私は最初は瞬膜(まぶたの下にある膜)が白いのかと思ったのですが、自然文化園・分園へ行ってコガモを間近で見てみたら、下の写真のように、白いのはまぶたであることが分かりました。

目をつぶるコガモ

コガモに限らず、カモたちは眠るときと羽づくろいをするとき目をつぶっていました。ちなみに、カモのまぶたは下から上に閉じます。

ということは、コガモは水中でも目をつぶっていることになります。エサを与えられているコガモはそういう採食法をしないので、ふたたび神田川へ確認に行きました。

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posted by 観察人T at 07:50| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

カルガモの胃袋

半月余り前のこと、午前9時45分ごろ自然観察園に行ったら、ケージの前の小さな池にカルガモのカップルがいました。

池にいたカルガモ夫婦

大事な池の一大事です。追い払おうと近づいても、二羽は泳いだり走ったりして逃げ回るばかりで、池から離れようとしません。すごく大きな動作で脅かしたら、やっと飛んで逃げて行きました。

澄み切っていろいろな水草が茂り、泳いでいる魚がよく見えた池は、写真のようにひどく濁ってしまっていました。カルガモたちは食べ物を漁り回ったようです。

濁った池

私は彼らは池の水草を食べたのだと思っていたのですが、夕方になってようやく水が澄んだ池を見て驚きました。

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posted by 観察人T at 08:26| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

フクジュソウのパラボラアンテナ 2

花の底部の温度

前回も載せた写真です。この21.0℃はいちばん温度が高かった場所の値で、それは花の底部、すなわち、めしべの付け根でした。

それに対して、虫が訪れるおしべやめしべの先端付近の温度はもう少し低い値を示しました。

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posted by 観察人T at 08:01| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

フクジュソウのパラボラアンテナ 1

フクジュソウの花で休むハナアブ

 フクジュソウの花は日が射しているときだけ開花し、常に太陽に正対するように向きを変えます。花は浅めのお椀形で、花びらには光沢があります。つまり、太陽の光を積極的に利用しているとしか思えない特徴を備えているのです。

インターネット上の情報によると、寒い時期にいち早く咲くフクジュソウは日光を花びらで反射させて花の中心に集め、そこの温度を高くすることで、花粉を運んでくれる虫を呼び寄せたり元気づけたりしているのだそうです。上の写真のように花の中心に止まって休んでいるハナアブがいるのを見ると、その効果は確かにありそうです。

そこで、花びらの集光効果がどの程度のものなのか、花の温度を測ってみることにしました。

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posted by 観察人T at 19:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

葉脈のネットワーク

ヒイラギモクセイの葉脈

前回載せたヒイラギモクセイの葉脈をさらに拡大したものです。とりわけ、いちばん細かい葉脈の走り方は見入ってしまうほど芸術的です。

ウバメガシの葉脈

一方これはウバメガシ。倍率は上と同じです。こちらも美しいですが、細かい葉脈の走り方は少し違います。行き止まりになっている葉脈が少ないのです。葉脈を道路と見ると、どこかの町にも見えます。私はたちまち迷子になりそうですが。

葉脈を鑑賞していたら、葉脈はどうして網の目状につながっているのか不思議に思えてきました。例えば人の血管は末端へ行くに従ってどんどん枝分かれしていくのに。

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posted by 観察人T at 12:55| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

透ける/透けない葉脈

ウバメガシ

常緑樹の葉で種類を見分けるとき役立つ性質のひとつに「透視性」があります。葉を光にかざしたとき、葉脈が透けて見える度合いのことです。上の写真は「備長炭」の原料として知られている樹「ウバメガシ」の葉です。主脈も側脈も、そして網脈と呼ばれるいちばん細かい葉脈まではっきり透けて見えます。典型的な「透視性良好」な葉です。


これはよく生垣に使われている「レッドロビン」(「カナメモチ」と「オオカナメモチ」の雑種)です。これも「透視性良好」に分類されていますが、見て分かるように、いちばん細かい葉脈までは透けないようです。

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posted by 観察人T at 13:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

鬼のいぬ間のアブラムシ

ニワトコ

顔に見える冬芽(葉痕)を探していて見つけた、ニワトコです。うまく写真が撮れたと思ったのに、写真を見直してびっくり! 冬芽になにかブツブツがたくさん付いています。
こ、これはアブラブシ!? 気温が10度に満たない寒い日なのに!

拡大写真を載せますので、平気な人だけ続きをどうぞ。

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posted by 観察人T at 15:29| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

ハガキの木

『来月も自然観察』状態ですみません (^^;

タラヨウの葉

「ハガキの木」として有名な「タラヨウ」です。ペンがなくても、この裏面に尖ったもので字を書くと、そこが見る見る黒くなり字が浮き出します。

浮き出た文字

こんな感じです。昔はメッセージをこの葉に書いて伝えたそうで、「葉書」、つまり郵便ハガキのルーツです。今でも必要な切手(定形外)を貼って投函すれば、ちゃんと届けてもらえるそうです。先日そう紹介したら、大きな字しか書けそうにないので、宛名を書くと用件が書けない、という意見がありました。

そこで、どれぐらい小さな字が書けるか試してみました。

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posted by 観察人T at 17:10| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

大きな木の葉

小さなモミジと大きなモミジ

小さなモミジと大きなモミジ。違う種類ではなく、どちらも「イロハモミジ」。同じ木から落ちた葉です。一般的なサイズは小さいほうです。それに対してもう一方の大きいこと! これもモミジなら、私の手も「モミジのような手」かもしれません。

いったいどうして、こんなに大きな葉ができたのでしょう。

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posted by 観察人T at 14:27| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

アオスジアゲハの葉柄

今年は自然観察園で蝶の幼虫の飼育を手伝う機会に恵まれ、それまで知らなかったことをいろいろ知ることができました。蛹(さなぎ)の安全戦略も感心したことのひとつです。逃げることができない蛹は、鳥などの捕食者に見つかりにくいように、蝶の種類ごとにじつに巧妙な形と色をしているのです。下の写真の蛹もその一例です。

クスノキの葉裏の蛹

これはアオスジアゲハの幼虫です。それが付いている葉はクスノキです。アオスジアゲハの幼虫はクスノキの葉を食べて育ち、そこで蛹になるのです。

感心するのは、その蛹がクスノキの葉にそっくりなことです。色が葉の裏面の色によく似ているし、なんと葉脈まであります。驚くことに、葉柄まで付いているんですよ!

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posted by 観察人T at 11:52| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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